看護師は身内じゃない

看護師は患者さんの気持ちに寄り添うことが重要だなんて言われていますし、もちろん私もそのように思っていますが、あまりにも寄り添いさぎてしまうと、患者さんにとって良いことではないと思うようになりました。以前の私はとにかく患者さんの気持ちに寄り添っていくことが大切だと思っていたので、常に患者さんの気持ちを考えたり患者さんの立場になるようにしていたのですが、結局は看護師と患者さんというのは赤の他人であり、患者さんと看護師という関係性を超えることはできません。そのためにあまり看護師が患者さんに寄り添いすぎてしまうと患者さんは看護師を頼り過ぎてしまうような部分があり、治療などに関しても不安を感じた時に自分で乗り越えることができなくなってしまうんですよね。

患者さん自身の中で治療に対して後ろ向きになってしまった時には看護師が何を言っても意味がありません。やっぱり患者さん自身が乗り越えようと思ってくれなければ治療も前向きに行えませんので、こういった部分では看護師がある程度一定のラインを超えないようにしていかなくてはならないと思っています。看護師はやっぱり患者さんの身内にはなれませんから。どんなに患者さんと仲良くしても治療に関して患者さんが前向きになってくれるように看護師として意見をしてあげなければなりません。

■感情移入はダメ

身内であれば心配をそのままストレートに患者さんに対して口にするなんて言う事も許されると思いますが、看護師にはそういったことができません。もちろん患者さんのことは心配しているし、出来るだけ早く元気になって欲しいと思っていますが、あまりにも患者さんを心配するような姿を見せてしまうと、患者さんはどうしても看護師に依存するようになってしまうので、どんなことでも看護師を頼るようになります。

単純に頼るだけではあれば良いのですが、その次には甘えが出てきてしまうので、薬を飲みたくないとわがままを言ったり、食事を食べたくないと自分の気分でわがままを言ったりするようになってしまうケースがあります。そうなってしまうと看護師はそれ以上ケアをしてあげることができなくなってしまうので、その時点で、患者さんとの溝が出来てしまいますね。そんなことになる前にしっかりと看護師が患者さんとのラインを引いていてあげれば、良い関係を保ったまま患者さんも前向きに治療に立ち向かってくれるので、大切なことだと思っています。やっぱり最終的には患者さんと看護師は身内ではないということを、常に頭においておかなければなりませんね。

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