現代舞踊 坂本秀子
今回のゼミナールのテーマは「風」と聞いた。日頃、忙しさに追われて、風を感じたり味わったりすることも少なくなりつつある今日この頃。これは大変!!
久しぶりに神経を研ぎ澄ませて風を意識してみる。心に余裕がないと風とはお友達になれない、風の声も聞こえてこないのだ。
風を意識し始めて数日たったころ、ふとこんなことを考えた。はるか遠い昔も、又ずっと先の未来もやはり今日と同じように風は吹いているのだろうか、おそらくどんな時も風は静かに刻をはこんでいるのだろう…。
あたかも過去から未来へ刻をさまよう旅人のように…。よし、タイトルは「刻の旅人」にしよう、出演者は金井門下踊り手5名。
各々の個性を強調しつつ、全体的に風の質感を大切に振付が進む。
四つのジャンルが並ぶ中で、現代舞踊の表現とは何かを考える良い機会をいただけたことに、深く感謝している。 |